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君とメメント・モリ
第15章 もういちど、あの言葉を言え
凛の紅く染まる頬に触れ、死神は祈るように胸の内で叫んだ。どうか好きだと答えて欲しい。強く願うほどに、心臓が強く鼓動を打つ。
凛は見下ろしてくる漆黒の瞳をまっすぐに見つめてうなずき、死神の首を抱きすくめて耳元で囁いた。
「好き、大好き」
その言葉を合図に二人は服を脱がせ合い、一糸まとわぬ姿でソファの上で一つになった。
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