この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
君とメメント・モリ
第20章 死神の力
割れたカップの破片を袋にまとめて床を拭き上げると、凛はソファに横たわった。

酷い孤独感にさいなまれて衝動的にベランダに立った日のことを思い出す。

あのとき翼が自分の腕をつかまなければ、いまごろ自分は両親のもとへ行っていたはずだった。
死んでいたら、お父さんとお母さんに会えたのだろうか。

もし会えたとしたら、自分はなんて言っただろう。自殺して、死の世界に来た、と、正直に言えただろうか。自分たちが産んで育てた娘が自ら死を選んだと知ったら、間違いなく二人は悲しんだだろう。
/294ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ