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君とメメント・モリ
第3章 クリスマスイブは、やるせなさとともに
ああ、もう許して、許して、激しく突いてくる男に懇願しながらも、快感に溺れていく。
そんな自分を想像して、追い詰めて、肉壺を自分でかき回して、唇を噛んで、ひとりで果てた。

果てた後は空しさだけが、齧り終えた果実の種のように、胸の奥に残った。吐き出すようにため息を吐き出し、ソファに身を投げ出した。

そこにスマホの震動音が鳴った。
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