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君とメメント・モリ
第6章 なぜ死神は現れたのか
凛は慌てて品物を受け取り、憮然とした顔で突っ立っている男を再び部屋に引き戻した。
「おねがいです。あれをもう一度見せてなんて二度と言わないでください」
「だめなのか」
「ダメに決まってます。ていうか、どうして知っているんですか。どこで見てたんですか」
凛は言いながらテーブルに配達された料理を並べていった。
ポテトを添えたローストチキン、モッツアレラチーズが乗ったサラダ、鯛のカルパッチョ、どれも拓斗と一緒に選んだ料理だった。それを今、名前も知らない怪しい男の前に並べている。
「おねがいです。あれをもう一度見せてなんて二度と言わないでください」
「だめなのか」
「ダメに決まってます。ていうか、どうして知っているんですか。どこで見てたんですか」
凛は言いながらテーブルに配達された料理を並べていった。
ポテトを添えたローストチキン、モッツアレラチーズが乗ったサラダ、鯛のカルパッチョ、どれも拓斗と一緒に選んだ料理だった。それを今、名前も知らない怪しい男の前に並べている。