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君とメメント・モリ
第7章 なぜ凛は死のうとしたのか
凛はそこまで話し終えると、水を一口飲んで、死神に笑って見せた。

「なぜ笑う」

死神が凛を冷たい目で見つめた。心の内を見透かし、面白くなんかないだろう、と責めているように見えて、凛は思わずうつむいた。

死神が尋ねる。

「鳥海拓斗がお前に対してそれほどまでに後ろめたいのは、どうしてなんだ」
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