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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第5章 オモチャ遊び

そう言って…直哉が…
別のオモチャで遊ぼうと
一花に対して声を掛けて来て。

直哉が別のオモチャを
自分の手に取った。

手に取ったのは…所謂…
ピンクローターと言われるオモチャで。
性的な知識が…あまりない私も
その存在位は…使った事がないなりにも
知っている…定番のオモチャだ。

ヌルヌルと…ローターの
振動する部分に直哉が
一花の愛液を塗り付けると。

ブブブブッと…振動する
ローターを…一花の
クリトリスに押し付けて来る。

「あっ、あっ…ああぁっ…んんっ
あああぁ、あっ、やあぁあぁっ…」

『なんや?もう…イキそうなんかいな…
自分…女の…早漏なんと違う?
一花ちゃんはほんに、
まだ…男知らん処女やのに、えらい
……堪えの無い…マンコやなぁ…』

……私が…直哉様に…約束
させられている…事…
イク時は…直哉様の…名前を呼ぶ事…。

だって…こんなの…刺激が…
強すぎて…すぐ…イッちゃう…に
決まってる…の…にっ…。

「あっあっ……んんんっ…
あ、直哉っ…様ッ…、んん…」

こっちが…今にも…イキそうになって
顎を上げて口をパクパクと
池の餌を強請る鯉の様にして居ると。

私のその様子……じっと…
直哉が見つめていて。

『なぁ、チュー…して欲しい?』

そう…こっちに…質問を投げかけて来た。

キスは…最初に来た日に…

されそうに…なっただけで…。

キスは…一度もされては…居ない…。


『なぁ…一花
俺に…キス…して欲しい?』


そう…質問…なのだ…。

これは…命令じゃない…

命令じゃなくて…質問だから…。

私には…その行為に…拒否権がある…。


自分が…今にも…イキそうに…なって居て

口を…パクパクと…エサを強請る

鯉みたいにしてしまって居るのは…。

それを…求めてるから…なんだ……。

自分に…この快感を…与えてる相手と

キスをしたい……って本能的な…

自分でも…その理由を…知らないのに…。



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