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淫夢売ります
第17章 淫らな紋章:堕ちる罪
思い出すだけで、ジュンとアソコが湿り気を帯びる。お尻があんなに気持ちいいなんて・・・。

だめだめ・・・

私は首を振った。そうだ、夢の中に須貝が出てきた。須貝に『淫紋を外してくれ』と言えばいい。

だが、夢の中の私はすっかり淫紋の虜のようだ。何かを考えようとしてもすぐに快感に支配され、エッチなことで頭が満たされてしまう。まるで霞がかかったかのようにぼんやりとして、気持ちいいことしか考えられないのだ。

あの状態の『私』が自発的に淫紋を外してくれ、なんてお願いをするとは思えない。

「ごめんなさい。そうだったわね。」
とりあえず、吉井くんの協力を得られなければ状況はもっと絶望的になる。先程の夢でアナルバイブで私を犯していた吉井くん・・・そう思うと妙な興奮をしてしまうが、落ち着いてお願いする。

「また、カードを持っていて。それで変なこと言うようだけど、このあと、もしかしたら電話とかで私、カードを貸してみたいなこと言うかもしれないけど、私が何を言ったとしても、これを私に渡さないで欲しいの。次に私にカードを渡すのは15時にモルフェの前で。それを約束して頂戴」

言いながらも自分でも意味が通っていないと思う。案の定、吉井くんも疑問符をいっぱいつけた顔をしている。でも、これしか方法はない。

「それで、私、しばらく別行動するから、15時に必ずモルフェに来てね」
「は、はい・・・分かりました」

あと、1時間弱、なんとしても眠らずにいなければ。
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