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淫夢売ります
第20章 淫蕩遊戯:終わらない宴
カード?
私がジャケットに忍ばせているモルフェのカードと同じような感触だ。好奇心が湧き、内ポケットから取り出してみる。
「!?」
そのカードは紛れもないモルフェのカードだった。裏の模様が同じだ。
そして、表のデザインは・・・。
「そ・・・そんな・・・」
私の持っているカードとうり二つだった。ただし、鏡写しだ。
私のカードは鎖に繋がれた男性が左、女性が右に描かれている。
このカードは女性が左、男性が右だ。
一体どういう・・・。
「おい!木崎・・・何してんだ?」
里原主任に突然、後ろから声をかけられ、びくりとする。カードを戻し、スーツを椅子にかける。
「す・・・すいません。スーツが落ちたもので、拾ったのです」
自分が落とした、とは言わなかった。怒られる!?と思ったが、彼の返事はそっけなかった。
「そうか・・・」
言うと、私を押しのけるようにして自席に座り、買ってきたらしいパンを食べ始めた。
心臓が、ドキドキしている。
あれはどういうこと?
同じカード、同じ図案・・・偶然?
もしかして・・・もしかして・・・。
私はちらっと、里原主任の方を見た。
もしかして・・・夢の中の友理は・・・本当にあなたなの?
私がジャケットに忍ばせているモルフェのカードと同じような感触だ。好奇心が湧き、内ポケットから取り出してみる。
「!?」
そのカードは紛れもないモルフェのカードだった。裏の模様が同じだ。
そして、表のデザインは・・・。
「そ・・・そんな・・・」
私の持っているカードとうり二つだった。ただし、鏡写しだ。
私のカードは鎖に繋がれた男性が左、女性が右に描かれている。
このカードは女性が左、男性が右だ。
一体どういう・・・。
「おい!木崎・・・何してんだ?」
里原主任に突然、後ろから声をかけられ、びくりとする。カードを戻し、スーツを椅子にかける。
「す・・・すいません。スーツが落ちたもので、拾ったのです」
自分が落とした、とは言わなかった。怒られる!?と思ったが、彼の返事はそっけなかった。
「そうか・・・」
言うと、私を押しのけるようにして自席に座り、買ってきたらしいパンを食べ始めた。
心臓が、ドキドキしている。
あれはどういうこと?
同じカード、同じ図案・・・偶然?
もしかして・・・もしかして・・・。
私はちらっと、里原主任の方を見た。
もしかして・・・夢の中の友理は・・・本当にあなたなの?