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淫夢売ります
第23章 Deep Sea:人魚姫
☆☆☆
いつも案内される閨ではなく、地下に誘導される。この城に地下があることを初めて知った。石造りの円柱の周りをくるくると回りながら降りていくような階段を進む。その『罰を与える部屋』とやらはかなり深い地下に設えられているようだ。

あ・・・あぁ!・・・はん♡
いやあ・・・だ・・あああ!

下の方に階段の出口が見えてきた。それとともに、何やら湿った女の声が聞こえてくる。

「侵入者には目と耳を覆う仮面をつけています。だから、真人様のことを知ることはないです」

ご安心を・・・と澪は付け加えた。

あああ!!いい!・・・ダメ・・・来ちゃう・・・ううぅう!

階段を降りきり、廊下に出る。廊下にはいくつか燭台が設置されており、明るくなっている。

「あの先です」

少し進んだ突き当りに部屋があるようだ。特に扉などで区切られていないので、先程から中からあふれる女の嬌声がここまで響いてきていた。

「青海は、女を責めるのが上手なんですよ?」

ふふっと澪が嗤った。もしかしたら僕がいないときはその青海と・・・と妙な妄想をして、ちょっと嫉妬心が芽生えそうになった。

部屋は少し広いが、四方の壁も床もすべてが石造りだった。まるで西洋の牢獄を思わせた。天井からは幾筋もの鎖が垂れ下がり、中央に石で作られたベッド、その向こうにはX字型の磔台、それから拘束具のついた椅子などが置かれていた。

侵入者の女とやらは、石のベッドに腕を上に上げ、脚を大きく広げられた形で拘束され、寝かされていた。もちろん全裸だった。

石とはいえ、身体が冷えたり傷まないようだろうか、マットのようなものが敷いてある。

そして、その秘所には木製の張形のようなものが挿入されている。その張形を柔らかそうな亜麻色の髪をした上半身裸の男性がぐちゃぐちゃと淫靡に動かしていた。多分、この男が青海なのだろう。

「はあ・・・ダメ・・・動かしちゃ・・・ああ!あ!・・・嘘・・・イク・・・ああ!いっちゃううう!!」
女は腰を浮かしブルブルと悶えていた。確かに顔の上半分を覆うように鉄の仮面のようなものをつけられ、口だけが出ている状態だった。目と耳が塞がれているようだった。
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