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第36章 鎖とドレス：軋む檻

そう言うと、氷川は僕の右手に立ち、左手で乳首をいじりながら、『器具』をお尻にあてがってくる。ぬるりとした丸い先端がアナルに当たっているのが分かった。

「ここ・・・アナルは・・・いっぱい刺激するとオマンコと同じように感じるようになりますからね・・・。女の子と同じ、女の子みたいに・・・」

くりくりと入口をこね回すようにする。女の子、と連呼されたせいか、頭の中ではまるで自分のアナルが女性器になったかのようなイメージをしてしまっていた。

先程よりも少しだけ太い先端が、お尻の穴を押し広げて入り込んでくる。

「ん・・・あっ♡」

僕があげてしまった声が女の子みたいだったからか、彼女は満足気に微笑んでいた。『器具』は先っぽこそ太かったが、いったん入口を越えると、その先はぬるりと奥まで一気に入ってきてしまった。さっきまで散々こね回されていたので、異物感は全く感じなくなっていた。

氷川が『器具』を少しだけ前後させる。ヌプヌプと動かされると、お腹の中に奇妙な圧迫感を感じた。その間も、乳首は刺激され続け、甘い疼きのようなものが胸の奥に溜まってくるような感じがしていた。

「あ・・・はあっ♡」

「先程は一度の絶頂で止めましたけど、今度はしばらく止めませんよ。連続でいっぱいイッてくださいね。そうすると、アナルはどんどんオマンコになっていきますからね。最後には・・・ふふふ・・・楽しみにしててくださいね」

トン、と刺激される。お腹の中がきゅうっと反応する。
トントン、と二度。
トトトトンと連続で。

どうやら氷川が『器具』を指で爪弾くようにしているようだ。そのひとつひとつの刺激が驚くほどお腹の中に響いてくる。
先程、前後に動かしていたのは、この一番響くポイントを探していたのだとこのとき分かった。

「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡・・・」

お腹の中のトントンと、乳首のクニクニの刺激が身体の中で次第に調律が取れてくるように組み合わさっていく。それらは混じり合い、響き合い、大きな大きな波になってくる。

また・・・またあの感じ・・・あの感じがくるぅ！！

先程よりも早いタイミングでお腹の中の震えが起こり、それが全身に心地よい波となって広がってきた。

また・・・イッた・・・のか？