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淫夢売ります
第37章 鎖とドレス:解放のドレス
「サキと僕、どっちに犯してほしい?」
机にしがみつくようにしてまだビクビクと震えている私の耳元で、ショウが囁く。

犯す・・・犯される・・・
私・・・ああ・・それは・・・

サキがソファの背をパタリと倒しているらしいことが気配でわかった。どうやらあれはソファベッドになっているようだった。

ふわりと身体が宙に浮いたと錯覚する。すぐにショウが私を抱き上げているのだとわかった。腕が細そうなのに、たくましい筋力があるようだった。

そのままソファベッドに座らされる。まだ、目の前がチカチカしているし、足も震えたままだ。そんな私の前にズイっと、黒く光るディルドが突き出されてきた。

「私のおちんちんで犯してほしいよね?」
いつの間に身につけたのか、ゴスロリ衣装のスカートを脱いだサキの腰に、革製のベルトで立派なペニス状の張り型が装着されていた。照明の光を返してテラテラと光っているのは、ローションか何かがすでに塗りつけられているからだろう。

「触ってみて?」
先に手を取られ、それを握らされる。ぬるりとしたソレは、しっかりと芯が通っていて固いが、シリコンの柔軟性を併せ持っていた。

こんな・・・ので・・・

「いや、本物のちんぽの方がいいだろう?」
反対からショウの声がする。ぐいと無理矢理に顔を向かされると、目の前にズルリと剥けたペニスが差し出されていた。むわっと漂ってくる自分のものとは違う精液の匂いでむせ返りそうになる。

むせ返りそうになる・・・のだけど・・・

スンスンとその匂いを嗅いでしまっている自分もいた。
おかしい・・・おかしいのに・・・こんなの、おかしいのに・・・
心が否定しても身体は別の反応をしてしまう。

ショウも、私の手を取って自分のペニスを握らせてくる。固く、先走りでヌメった匂い立つ男のもの。

ああ・・・大きい・・・太い・・・

「こっちで犯されたいだろ?マンコを」
ショウが目を細めてにやりと笑う。

心臓の鼓動が激しくなる。
血流が頭に逆流して、頸動脈の脈動が耳元で聞こえるみたいだった。

わた・・・私・・・私は・・・
私は男・・・男だから・・・
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