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第44章 淫らな選択：戻れない・・・

一度言葉になってしまったその思いは、止めることができなくなる。

欲しい・・・欲しい・・・ほしい・・・ホシイ・・・ホシイ・・・・ホシイ！！

どうしていいか分からずに杉村の背中に手を回し撫で回し、抱きしめ、ぎゅっと体に引き付ける。違う・・・違うの、そうじゃない・・・もっと、もっと奥に、もっと、もっと大きいの・・・ああ・・・ああああ！！

「ホシイ、ホシイ・・・のぉ！！！」

深く犯された記憶が、執拗な愛撫が、もどかしい刺激が、私の心の中の最後の障壁を内側から打ち破る。溢れる愛欲が止められなくなる。腰がくねくねと淫らに蠢き、あれを・・・身体の芯が強く欲する・・・

「ああ・・・ちょうだい・・・ちょうだい・・・・」

そう、あなたは言った、あれのことを・・・こんな言葉で・・・

「おちんちん・・・おちんぽ・・・ちょうだい・・・足りない・・・足りないのぉお！！」

叫び狂う私の耳元に、杉村の声がした。
「ふふ・・・やっと、素直になってくれましたね・・・
　でもね、ほら、痴漢調教、ですから・・・もし、してほしかったら、もう一度・・・」

外で、狂わしてあげますよ・・・

その言葉だけで、私はまた、軽く絶頂に達していた。