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淫夢売ります
第44章 淫らな選択:戻れない・・・
☆☆☆
これ・・・恥ずかしい・・・

私は今、素肌にライトブラウンのコートを羽織っただけの状態で電車に乗っている。しかも、胸には花のような形をしたおもちゃが乳首をつまむように取り付けられている、そして、下半身にはバンドで腰に固定するタイプのローターがつけられていた。それぞれのおもちゃは弱く振動し、ずっとずっと私の乳首やクリトリスに微細な快感を与え続けている。それ以外は下着も何もつけていない。スースーしてなんとも心もとない感じだ。

そんな格好で、駅のホームに杉村と二人で立っている。平日ながら、お昼に近い環状線の駅はそこそこ混み合っている。私達の後ろにはすでに数人の人が並んでいた。

「随分、顔が赤いですよ・・・時子さん」
「だ・・・だって・・・こんな格好・・・」
もじもじと太ももをすり合わせる。すり合わせると、クリトリスに与えられている振動をなおさら強く感じる。

実際、振動自体は比較的弱く、気にはなるが、それだけでどうにかなるということはないくらいである。しかし、こんな卑猥な『おもちゃ』を身に着け、しかも全裸にコートという変態的な格好をしているというシチュエーション自体が、私の興奮を高め、先程から身体の中は火照りっぱなしだった。

「ふふふ・・・別にいいんですよ?そのままお帰りになっても。『それ』だって外そうと思えば外せます。嫌だったら、この先は付き合う必要、ないんです」

う・・・っ
杉村のセリフに、思わず私は息を飲む。ここで・・・終わりに・・・

じゅん・・・とアソコが疼く。

その時、電子音が鳴り、次の電車が入ってくるアナウンスが流れる。

「あ、電車がきますね。そうだ、その格好で、こっちのドアから入って、隣の車両まで行ってみましょうか?私、隣の車両にいますから、そこまで来てください・・・」
「そ・・・そんな・・・」

こんな格好で、車両移動なんて。それに、音が、聞こえてしまうかもしれない、とも思った。

「嫌なら、やめてもいいって、言いましたよね?
 僕、女性の自由意志、尊重してるんです・・・ね?」
「ま・・・待って!」

思わず引き留めようと大きな声が出てしまったが杉村は構わずにスタスタと歩いていっていき、人波の向こうに消えていった。

『ここでやめてもいい』

そんな・・・そんなこと言われたって・・・
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