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淫夢売ります
第44章 淫らな選択:戻れない・・・
☆☆☆
薄暗いモルフェの店内。女主人のユメノは目を閉じて、顔を上げた。その顔には恍惚と言ってもいいような表情が浮かんでいる。
「なんて・・・なんて濃密なの・・・」
十数年にわたって押し殺され続けた淫欲が、一気に解放されている。その濃密な味わいはユメノをしてもなかなか体験したことがないものだった。
目を開き、天井をぼんやりと見つめるその瞳の奥、ぬらりと濡れるウィジャの目がそこにあった。
ああ・・・素敵・・・
ユメノは手にしたカードにキスをした。それは、裏が赤、表には『二つの手が差し伸べられている乙女』の図案。『淫らな選択』を意味するカードだった。
お嬢様として育って、何も選ばせてもらえないままここまで来て・・・
それで、やっと選べたのよね?
それが、その淫獄・・・イキ地獄・・・
時子さん・・・とおっしゃるのね
今、あなたは自室のベッドで眠っているのでしょう?
でも、もう、起きられないかもしれなわね・・・
「ふふふ・・・」
あなたは何度も選ぶチャンスがあったのよ?
カードを使わない選択もあった
杉村に電話をしないことだってできた
ホテルについていかなくても良かった
電車に乗らない道を選ぶことも・・・
でも、あなたはその全てで自ら選んだのよ・・・
『淫らな選択』を
それが、あなたが求めた姿・・・あなたの選択した、本当のあなた
身体中を精液にまみれさせ、
無垢な女性の前で辱められ、
淫らに肉棒を求めて腰を振る・・・
よかったでしょう?なりたい自分になれて・・・
たとえ、その代償が、目覚めえぬ淫夢に堕ちることだとしても
ふふふふふ・・・
明け方の最も闇が深い時間
モルフェに女主人の、嬉しそうな笑い声が密やかに響いていた。
薄暗いモルフェの店内。女主人のユメノは目を閉じて、顔を上げた。その顔には恍惚と言ってもいいような表情が浮かんでいる。
「なんて・・・なんて濃密なの・・・」
十数年にわたって押し殺され続けた淫欲が、一気に解放されている。その濃密な味わいはユメノをしてもなかなか体験したことがないものだった。
目を開き、天井をぼんやりと見つめるその瞳の奥、ぬらりと濡れるウィジャの目がそこにあった。
ああ・・・素敵・・・
ユメノは手にしたカードにキスをした。それは、裏が赤、表には『二つの手が差し伸べられている乙女』の図案。『淫らな選択』を意味するカードだった。
お嬢様として育って、何も選ばせてもらえないままここまで来て・・・
それで、やっと選べたのよね?
それが、その淫獄・・・イキ地獄・・・
時子さん・・・とおっしゃるのね
今、あなたは自室のベッドで眠っているのでしょう?
でも、もう、起きられないかもしれなわね・・・
「ふふふ・・・」
あなたは何度も選ぶチャンスがあったのよ?
カードを使わない選択もあった
杉村に電話をしないことだってできた
ホテルについていかなくても良かった
電車に乗らない道を選ぶことも・・・
でも、あなたはその全てで自ら選んだのよ・・・
『淫らな選択』を
それが、あなたが求めた姿・・・あなたの選択した、本当のあなた
身体中を精液にまみれさせ、
無垢な女性の前で辱められ、
淫らに肉棒を求めて腰を振る・・・
よかったでしょう?なりたい自分になれて・・・
たとえ、その代償が、目覚めえぬ淫夢に堕ちることだとしても
ふふふふふ・・・
明け方の最も闇が深い時間
モルフェに女主人の、嬉しそうな笑い声が密やかに響いていた。

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