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淫夢売ります
第12章 絡まる糸:見透かされる私
目を覚ますと、私は車の助手席に乗せられていた。

「目が覚めましたか?泉さん」

運転席には桜井がいた。

「ここは?」

車の時計を見ると午後3時を回っている。会社を出たのが12時、あの恥ずかしい露出ショーをさせられたのが1時半を回っていたと思うので、だいたい1時間くらい経ったということだ。

気を失っていたのだろうか?

「泉さん、倒れてしまったのですよ。もうびっくりしました。慌てて駆けつけて、介抱した、というわけです。」

誰のせいだ・・・。
思うが、口には出せなかった。

「さて、まだ日も高いことですし、泉さんには、もっと教えてあげたいですからね
 見られる、快感というやつを」

桜井はニヤリと笑う。
さらに1時間ほど車を走らせ、山間部の道端に止める。住宅地からもだいぶ離れているところに、ぽつんと電話ボックスがある。

「これに着替えてくれませんか?
 あ、着替える所は恥ずかしいでしょうから私は見ませんよ。車の陰でどうぞ」

渡されたのは、丈の短い淡い青色のブラウスに、かなりミニの白いスカートだった。
もちろんショーツやブラはない。

「あ、そうそう、その服だとストッキングは可笑しいですので、脱いだくださいね〜」

桜井が車中から声をかける。せめても全裸にならないように注意して私は着替えを済ました。

スカートは先程のより更に短く、少しでもめくれれば、お尻やヴァギナの割れ目が丸見えになってしまう。それに、白地なので、黒々とした陰毛が嫌でもコントラストで目立ってしまう。

着替え終わった頃を見計らって桜井が車から降りてきた。私の全身を舐め回すように見るので、顔から火が出るように恥ずかしい。

「素敵な格好ですね。泉さん。
 さて、ここの道、たまーにトラックや地元の人が通るのですが・・・そうですね。
 1時間位でいいでしょうか。
 そこの電話ボックスに、その格好で入っていて下さい。
 あ、もし暑かったら出ても構わないですよ。
 ただ、たまーに私、その電話ボックスに電話します。
 その時、もし、泉さんがお出にならなかったら、私は、心配のあまり、きっと泉さんを探すため、私のスマホに収まっている写真をネットに流したくなってしまいます」

卑怯者・・・・。
声に出すことはできなかった。ただ、じっと睨めつけることしかできない。
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