この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫夢売ります
第12章 絡まる糸:見透かされる私
もしかして、このまま来ない気じゃあ・・・。
そう思い始めた矢先、
リリリリリ・・・
リリリリリ・・・

公衆電話が呼び出し音を鳴らした。
私は慌てて受話器を取る。

「あ・・・泉さんですか?」
桜井の声。
不覚にも安堵の息を漏らしてしまう。
「あれ?もしかして、私からの電話待っていました?」
ドキンとする。
「そ・・・そんなことは・・・」
思わずしどろもどろになる。こんな言い方したら、「イエス」と言っているも同然だ。

「なんだか、嬉しいなー」
桜井は上機嫌に言う。そんなこといいから早く迎えに来て欲しい、と言いたい気持ちを抑えるのに必死だった。

「ああ、まだちょっとかかりそうなんですよね。もう少しお待ち下さい。」
その答えに絶望的な気持ちになる。
まだなの?
「あ、そうだ・・・
 ちゃんと待ってくれていたご褒美をあげなくちゃですね。
 多分、エッチな泉さんのことだから、大分オメコヌルヌルしていると思うんですよね。
 でも、あれじゃあないですか?
 オナニー我慢してんじゃないですか?」

そんな・・・そんな・・・。
そんなこと言わないでよ・・・。

「いいですよ・・・オナニーして。
 大丈夫ですよ。みんな、一瞬で通り過ぎちゃうでしょ?
 誰も、泉さんがまさかそんなところでいやらしくオナニーしているなんてわからないですよ。こっそりやればバレませんよ・・・」

そうやって話をしているうちにも、後ろの道路を車が一台走り抜けていく。

受話器を持つ手が震え、熱い吐息が自然と口から漏れる。この吐息が伝わったら確実に興奮しているのがバレてしまう。

「なんか・・・はあはあいってますね?
 オナニーしちゃいなよ」
「だ・・・誰が・・・オナニーなんて・・・」

やっと口にする。最後の理性の抵抗だった。

「なんで?・・・ああそうか、言い訳が必要なんですね?
 わかりました。
 オナニーをして、イッてくれたら、すぐに迎えに行ってあげますよ。
 だから、このままテレフォンセックスしましょうね」

そんな・・・・お願い・・・これ以上やめて・・・。
/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ