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淫夢売ります
第13章 絡まる糸:さらけ出す私
こんな服・・・。

私は戸惑っていた。桜井が持ってきた服は、なんというか、ものすごく布地の少ないものだった。

「着替え・・・見ててもいいですか?」
桜井が意地悪そうな眼で尋ねる。
もちろん「ノー」と言いたいところだけど、《首輪》が付いている以上、また同じことになりそうな気がして、唇を噛んで黙っていることしかできなかった。

「嫌だったら、嫌だって言ってくれていいんですよ?
 私、女性の意志は尊重します。
 本心から、嫌なら、ちゃんと出ていきますよ?」
よく言う・・・。悔しさや恥ずかしさ、そして、少しの快感がなかったかといえば嘘になるが、それらが混ざって、気持ちがぐちゃぐちゃで涙が出そうになる。

「いい・・・ですか?」

桜井が、私の顎に手をかけ、無理矢理に上を向かせる。目を細めて嬉しそうにしている顔が間近にある。
私はうなずいてしまう。

「ちゃんと、返事してほしいです。『はい、見て下さい』って」

顔が真っ赤になるのを感じる。
桜井は右手で私の顎を上げながら、左手でそっと《首輪》をなぞる。
そのせいで、否が応でも《首輪》を意識してしまう。

桜井の目を直視できず、目を閉じてしまう。
目から一筋涙が溢れる。脚がガクガクと震えてしまう。

「はい・・・見て、下さい・・・」
「よく言えました・・・。」

桜井は手を離すと、リラックスチェアに腰を下ろし、足を組んで、私をじっと睨めつける。
私はゆっくりと、着ていた上着を脱ぐ。
乳房がさらされる。それを見ている桜井の視線を感じただけで、乳首がビンと立ってしまっているのがとても恥ずかしい。

桜井が持ってきた服。トップスはアンダーバストギリギリまでしかない白の半袖襟付きシャツ。胸が大きく開いており、谷間が強調して見えるようになっている。
もちろんブラはない。
トップスの下に申し訳程度に装飾的な黒いリボンがお腹を中心にクロスして後ろで結ぶような形になっている。

服の形のせいか、それほど大きくない私の胸でも、ものすごく強調されて見える。

次はボトムスだ。スカートを外す。下半身が完全に露出する。
陰毛から何からすべて、見られてしまっている。
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