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第4章 踏み出す時

戸惑いを隠せないでいる女性たちを尻目に、正志は、３本の割りばしでくじ引きを作った。３本の割りばしに１，２、３と番号を書く。

「女性に引いてもらいましょう。１が高橋さん、２が佐藤さん、３が私にしましょう」
「じゃ、お前が先に引いて」
と、美羽の前に割りばしを差し出す。
美羽が引いたのは２番。高橋さんのパートナーだ。

　次に美咲が引くことになった。１番を引けばやり直しだ。引いたのは３番。山田さんだ。
すごい、一回で決まりだ。

　「明日はみんな楽しみましょう。」