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夫と子作り旅行に行った
第1章 義母からのプレゼント
ある昼下がりの中、突然義母が家を訪ねてきた。

「元気そうね、愛美さん。」

「お陰様で。」

私は義母にコーヒーを出した。

「これ、愛美さんが淹れたの?」

「はい、水出しコーヒーです。」

「へえ。愛美さんはいいところのお嬢様だから、いいものを知っているのね。」

「はあ……」

義母は、農家出身で義父と結婚して社長夫人になったけれど、気取っていない。

気さくで優しい人だ。

「ところで、孫の顔をまだ?」

「……すみません。」

最近、義母の声を聞くとこの話題だ。

「ちゃんと子作りしてる?」

それには答えられなかった。

結婚した当初も、夫は忙しかったが最近になって、残業や出張でそれ以上に忙しくなった。
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