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第2章 甘い罠？

Said ～龍二～

気の薦まないクダラナイパーティー


まさか、アイツが居るとは思わなかった。


暢気に唐揚げなんか頬張ってやがる(笑)


遠くからアイツを眺めていると 不用意に男に抱き締められた…


なんでアイツは警戒心が薄いんだ？



自分の容姿をもっと自覚した方が良いんじゃないか？


アイツは黙ってたら、フランス人形かと思うほど整った顔立ちをしてる。
手足のバランスも トップモデルに負けるとも劣らない。


中身は…


お子ちゃまだけどな…






あのっバカッ
耳にキスまでさせてっ


流石に我慢ならなくて 男に声をかけた。


アイツは振り向きもせず会場を出ていく。



アイツの姿を探してロビーに出ると、暢気に二階堂と話をしていた。


人の気も知らないで


その感情が何なのかわからないまま 俺はホテルの一室にアイツを連れ込んだ。