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12歳年下の彼と恋のキューピッドをする話
第1章 彼からの2つの提案

こんな風に『消毒済み』と緑の文字で
書かれたビニールを被っていると
ホテルの備品のコップとか、
カラオケのマイクみたいに…も見える…。

『消毒済みで…安心ですし…
それに…ホラ…これも…、
これ用にって用意してありますし…』

そう言ってコントロールパネルの横に
スタンドに立てて置かれていて
コンドームを見せて来て。
そのピンク色のパッケージには
妖精さんのイラストが描かれている。

でも…隣のスタンドにも
使い切りにローションと
コンドームが2つ置かれていて。
コンドーム3つもあるの?と思ったら。
なんか異様にサイズが大きい。

デンマ専用のコンドームと書いてあって。
衛生的で安心♥なんて…煽り文句もついている。

『巴さん…折角…それ用の
コンドームまでセットしてくれてますし。
ちょっとだけ…これ…使ってみませんか?』

「……ちょ…ちょっとだ…なら…いい…よ」

こんな風に…至れり尽くせりに
どうぞお使いになってお楽しみくださいって
ご丁寧に準備をして貰っているし
彼も…凄い…使ってみたそうにしてるから…。

ちょっとだけなら…とOKをした。

ピリッっと…デンマ用のコンドームの
外包を破ると…中から出て来たのは
ゴムのままのナチュラルカラーの
コンドームをそのまま特大サイズに
しましたと…言うもので
デンマに被せるなら先端の精液を
溜めるあの部分は要らなさそうな気がするが…。
その先の凸っとなった部分もちゃんとあって。

大きなペニスにコンドームを着けるような
そんな感覚なのか……でも自立しないから
本体を持って支えて欲しいと言われて
そのコードの付いてる根元らへんを
私が支えて持って、彼が先に
コンドームを被せて行く。

『この先だけで良さそうですけど
まるまるすっぽり覆われますね…』

かなり余裕のあるサイズ感だなと
思って居たら…彼が言うには
ラブホに備え付けのデンマが
あるのは珍しくないけど
このサイズのは初めてだと言って居て。

大きいサイズのデンマも
このコンドームには入るサイズだから
この控え目のサイズのデンマには
だぶだぶのサイズなんじゃないかって。

それは誰と行ったホテルの話と
ちょっと…モヤモヤしてしまったが。


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