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12歳年下の彼と恋のキューピッドをする話
第2章 2024年6月8日

駐車場に車を駐めると
目の前に道の駅みたいなのがあって。
この大きな建物はウエルカムハウスで
中にはお土産売り場とレストランがある。
そこで園内マップも貰えるそうで。

入園料は大人1500円。
彼が言うに回るには3時間ぐらいかかるそうだ。
今居る場所の城のエリアで、太陽公園は
お城がある『城のエリア』と
『石のエリア』の2つのエリアに分かれている。
チケットを購入して、まずは…お城に行く前に
何があるのか…分からない石のエリアに向かった。
エリアが分かれているとは言え、
駐車場のある場所からは歩いて2分3分程で。
苦になるような距離ではない。

「港斗君は…来た事あるの…?」

『ええ、勇者ヨシヒコ好きだったんで…』

そう言えば…ロケ地にもなってるって
そんな話をしてたなと思いながら。

『淡路島にあるGWに行った
テーマパークがあったじゃないですか…。
僕はアレの…こう…スケール変更版だって
この公園の事は理解してるんですけどね…?』

GWに双子が連れて行ってくれた
淡路ワールドパークONOKOROの
スケール変更版だとこの太陽公園を例えて来て。

石のエリアに…入ってすぐは
遊歩道のある公園ってイメージだったんだけど。
駐車場に車はそれなりぐらいには
あったにはあったけど、人の気配がしない。

まず…私と彼を出迎えてくれたのは
フランスの凱旋門で…、これを見て
あそこのスケールが大きい版と
この太陽公園がどんな場所か
理解する事が出来たんだけど。

凱旋門の後は…、イースター島のモアイ像が
ずらっと並んで出迎えてくれていて。

『面白い所でしょ?僕割と、ここの
この空気感好きなんですけどね…?』

モアイ像のすぐ近くにはアステカの供物台に
オルメカ地方の巨石人頭像、
そして小高い丘を登って行くと
マチュピチュ遺跡、ケツアルコアトルの神殿と
この辺り一帯で中南米の古代文化を
ギュギュっと濃縮して堪能する事が出来る。

そして…、ここまで来ても…
車は何台かあったのに人がいない…。

『この先が、石のエリアの
人気エリアですよ…』

その先に進むと中南米からアジアに移動して、
のどかな景色の中に屋根付きの倉庫の様な
そんな建物が姿を現して。


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