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12歳年下の彼と恋のキューピッドをする話
第2章 2024年6月8日
その五百羅漢がずらっと
ライブ会場のさながらに並んでいるのだが。
さっきの…あの1000体の兵馬俑を
見た後なので…本当に500体
石像があるのかも知れないと思いながら。
その石像の先に…リアルな
お寺の本堂が姿を現した。
「1/1スケール……なの?」
『違いますよ…ここ…、
本物のお寺らしいですよ?』
次はどこだろうと進むと
中国の天安門広場が現れて。
「中国に戻ってるんだけど?」
『ここの関係者の人、
めっちゃ中国推しじゃないですか?
中国の関連の展示の気合が違いますよね?
天安門…凄いリアルですもんね…』
天安門の先には双塔寺があって、
双塔寺の先には…また
万里の長城が現れる。
『また、万里の長城ですね…
さっきのは入口でしたけど…
これは…実際に歩けるみたいですね…』
この中国にある万里の長城の
一部を切り取った様な場所は
実際の万里の長城と同じ高さで
同じ道幅を再現して居あると言う事で。
「ここは…1/1万里の長城…」
万里の長城が…ルートになっていて
そのまま進んで行くと…
インドにある磨崖仏に辿り着いた。
「これ…見たことある…」
『割とこうしてみると
レプリカでも迫力ありますよね?』
石のエリアの最後は
韓国鐘楼で。
石のエリアの世界旅行は終わって。
そこからまた車を置いている
駐車所のあるウエルカムエリアに戻って来る。
途中途中で写真を撮ったりしてたので
石のエリアだけでも時間が
結構経っていたみたいで。
お昼ご飯の時間になっていて。
『沢山歩いた所為か…お腹空きましたね?
ここのレストランで、お昼にしますか?』
さっき回った石のエリアを
隅まで回っただけで…結構な距離を
移動してた感じで…。
戻って来た頃にはお腹が空いていた。
ウエルカムハウスにある
レストランでお昼ご飯にして彼には
物足りなかったのか売店で売っていた
社会福祉法人愛光社会福祉事業協会
『障がい者支援施設愛光園』の人達が
一生懸命焼き上げたパンが販売されていて。
そのパンと、カフェスタンドで
コーヒーを買ってパンも食べていて。
私はデザートにソフトクリームを
彼がパンを食べてる間に頂いて。
食べた後はおトイレに行って、
ちょっとだけお土産物を見てまわる。