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12歳年下の彼と恋のキューピッドをする話
第6章 おまけ 12歳年下の彼とホテル尼乃美楽に行く話

お店は満席だったので、
お店の前の紙に名前を記入して
外に並んでいる椅子に並んで腰かけた。

今年の土用の丑の日は
いつだと私に聞いてるんだろうけど。

「えっとねぇ…今年の土用の丑の日は…
7月24日と、8月5日だよ?」

『え?…2回あるとかあるんですか?』

「でも…土用の丑があるから、
うなぎは夏に食べるってイメージだけど
うなぎが脂が乗って美味しいのは、
夏じゃなくて、冬なんだけどね?
夏の土用の時には…うなぎって
イメージだけど、土用餅とかもあるよ」

夏の土用の丑の日には
『う』が付く物や、黒い物を
食べると夏に負けないと言われていて。

うなぎ以外にも、うどんや、瓜、
梅干し、牛、馬…なんかを
食べるのも良いとされている。

『夏が旬じゃないのに、
うなぎ食べる日は夏なんですよね?』

美味しい時に食べる方が
いいんじゃないかと彼が言って来て。
自分のスマホで土用の丑について
検索しているみたいで。

『夏場にうなぎが売れなくて
困っていたうなぎ屋さんの人が
平賀源内に…どうしたらいいって
相談したみたいですね…、
うなぎ屋からの相談に平賀源内が
本日土用の丑と言う張り紙をしろって
元々土用の丑にうが付く物は
昔から食べられてたから…、
その張り紙の効果で…夏場に売れない
うなぎ屋が大盛況になったんだとか……』

今でも…当たり前みたいに
土用の丑の日にはうなぎって
もう定番みたいになって
うなぎの日って認識されてるけど。
平賀源内…が…ルーツなんだ…。

そんな話をしていたら、席が空いたらしく
お店の中に案内されて、テーブルについた。

ランチにうなぎを頂いた後は
また…西宮ガーデンズをブラブラして。
成城石井で…ラブホテルに
持ち込みして飲むお酒とか、
お酒のおつまみを買って行く事にして。

スモークチーズや生ハム、
それからほたてチーズに
自分が食べたくて
ナポリタンチョコレートと
適当にチーズやらを買って。

兎に角…敷地が広いから
結構歩いたなって感じだったんだけど。

『海辺でも散歩して行きますか?』

「……海……」

港斗君が海辺でも散歩しましょうと
そうこっちに声を掛けて来て。

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