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12歳年下の彼と恋のキューピッドをする話
第6章 おまけ 12歳年下の彼とホテル尼乃美楽に行く話
私がフードの受け取り口に
フードを取りに行って戻って来ると。
彼がまだメニューを見ていて。
『凄いですよ、巴さん
ハンバーグとかミックスフライとかに
ファミレスみたいに、
ライスとサラダのセットとか
白飯と味噌汁のセットとか、
パンとスープのセットとか付けられますよ』
「もう…そこまでメニューが充実してたら
ちょっとしたファミレス…みたいだね」
そんな話を彼としながら
ラティスカットのポテトと
ハニーブリオッシュの
ミックスベリーをシェアしながら
アルコールを一緒に頂いて。
『じゃあ、露天風呂入りましょうか?』
まだ外は明るい時間の…
すぐそこは…国道43号線が走っている
そんな立地に建っているホテルに
こんな温泉旅館みたいな露天風呂が
あるなんて不思議な感じがする。
もう彼はこっちの返事よりも先に
着ている服を脱ぎ始めてしまって。
ガラス戸を開いて外に出て行ってしまった。
『巴さんも…脱いで脱いで』
「待って…港斗君…私も行くから…」
先にお庭に出てしまった彼を
慌てて服を脱いで全裸になると
巴は追いかけた。
『巴さん、ほら、いいお湯ですよ』
ちゃぷ…ん…
和風のテイストのお庭にある
露天風呂に一緒に浸かった。
青い磁器製の円形の湯船は
2人で浸かると密着する広さで。
彼が入ってる湯船に、
私が浸かったからザバァアと
縁からお湯が溢れて行ってしまう。
『大きめの…湯船もいいですけど
こんな風に…2人で…狭いお風呂に
一緒に浸かるのも…悪くないですね…』
露天風呂には洗い場はないので
室内にも内風呂がある造りで
あくまでもこのお庭は
露天風呂を楽しむ為にあるものだった。
『良い景色を見ながらではないですけど、
小さな坪庭の露天風呂も良いですね…』
「どこかの露天風呂付きの
温泉旅館にでも…来たみたい…」
『他の部屋も…気になりますし
メンバーズカードも買いましたし。
また…来ましょうね?巴さん』
これだけ…に来るには…
垂水からはちょっと遠いけど
何か大阪の方に遊びに行くついでとか
港斗君のご実家にお邪魔した後とかに
寄るには丁度いい立地にある感じだった。