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きのうの夜は
第8章 八丁の湯

何て、自分勝手なセックスだろう。
私はそう思っていた。

だが、吉村はそうは思っていない様だった。

「良かったか?感じたか?」

私は感じてもいなかったし、良かったとも思っていなかったがこう返事をするしかなかった。

「ええ、良かったわ…」
「そ、そうか、…」

それを聞くと吉村は私の身体から離れてくれた。

私の好きな温泉旅行なのに、何故、いつもこうして強引にセックスされなくてはならないのだろう。

そんなことを私は考えていた。
私は浴衣の前を両手で合わせて乱れた浴衣を直した。

吉村は満足した様にペニスからコンドームを引き離すとそれをティッシュに包んでゴミ箱に捨てていた。

私は、とても空しくなり自分の布団の中に潜り込んだ。
吉村の手が私の手を握って来る。

「俺は、お前の事が好きなんだ…どこにもいくな…」

私はそれに答えることができなかった。
私の気持ちは徐々にではあるが、吉村から離れつつあったのだ。

私のこの気持ちは闇夜に溶けてゆくのだった。

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