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パパ活無法地帯 いただき!リリィちゃん
第2章 第1話 未知との遭遇
「もしもし、るりかちゃん? わたし無事に退院できたからそのお知らせだけ。へらみんのお仕事にいつ戻るかはまだ分かんないかな、ちょっと自分の人生を見つめ直してみたくなっちゃって。あはは、また今度ご飯食べに行こーね」
ワンルームマンションの部屋でるりかちゃんに電話をかけた後、私は以前ハヤトくんからプレゼントされた小さなクマのぬいぐるみを机の上に置いた。
「すぱーくどーる」と呼ばれる地雷系女子向けのぬいぐるみはハヤトくんが私に似合うと思ってプレゼントしてくれたもので、これまでは大事に部屋に飾っていたけど今度からはアクセサリーとしてバッグにぶら下げておこうと思っていた。
「君を見てると、やっぱりハヤトくんのことを思い出しちゃうな。わたしやっぱり風俗嬢なんてやめた方がいいのかな? ハヤトくんも真面目に就職した訳だし……」
『ええ、その通りです。というかそろそろ搾取に移らないとまずいですよリリィ、あと1週間ほどで僕とあなたの生命エネルギーは底をついてしまいますので』
「はいっ!?」
『おっと申し訳ありません、僕が憑依していた地球人のハヤト氏は正気に戻って故郷に帰られましたので、今はこのぬいぐるみに憑依させて頂いております。僕は一応男性ですが地球人の女性には何の性的興奮も覚えないので大丈夫ですよ』
「いやいやそうじゃなくて! 分かった、わたしまだ夢見てるんだ。だってハヤトくんはイタダキマンハヤトが地球人に変身してるって設定だったでしょ?」
『ああ、その方が分かりやすいと思ってそう説明していましたが実際は地球人の男性に憑依していただけです。イタダキマンもハヤトも本名を地球の言語に当てはめているだけですから。さあ今日から一緒に地球の弱者男性から搾取する日々を送りましょう、そうしないとお互い死んでしまいますからね』
「マジで……?」
風俗嬢のあんなちゃんと三枚目ホストのハヤトくん、改めパパ活女子のリリィちゃんと宇宙人のイタダキマンハヤトとの関係は今日この日から始まってしまったのだった。
ワンルームマンションの部屋でるりかちゃんに電話をかけた後、私は以前ハヤトくんからプレゼントされた小さなクマのぬいぐるみを机の上に置いた。
「すぱーくどーる」と呼ばれる地雷系女子向けのぬいぐるみはハヤトくんが私に似合うと思ってプレゼントしてくれたもので、これまでは大事に部屋に飾っていたけど今度からはアクセサリーとしてバッグにぶら下げておこうと思っていた。
「君を見てると、やっぱりハヤトくんのことを思い出しちゃうな。わたしやっぱり風俗嬢なんてやめた方がいいのかな? ハヤトくんも真面目に就職した訳だし……」
『ええ、その通りです。というかそろそろ搾取に移らないとまずいですよリリィ、あと1週間ほどで僕とあなたの生命エネルギーは底をついてしまいますので』
「はいっ!?」
『おっと申し訳ありません、僕が憑依していた地球人のハヤト氏は正気に戻って故郷に帰られましたので、今はこのぬいぐるみに憑依させて頂いております。僕は一応男性ですが地球人の女性には何の性的興奮も覚えないので大丈夫ですよ』
「いやいやそうじゃなくて! 分かった、わたしまだ夢見てるんだ。だってハヤトくんはイタダキマンハヤトが地球人に変身してるって設定だったでしょ?」
『ああ、その方が分かりやすいと思ってそう説明していましたが実際は地球人の男性に憑依していただけです。イタダキマンもハヤトも本名を地球の言語に当てはめているだけですから。さあ今日から一緒に地球の弱者男性から搾取する日々を送りましょう、そうしないとお互い死んでしまいますからね』
「マジで……?」
風俗嬢のあんなちゃんと三枚目ホストのハヤトくん、改めパパ活女子のリリィちゃんと宇宙人のイタダキマンハヤトとの関係は今日この日から始まってしまったのだった。