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第55章 ベッドに倒れこむふたり

「あなたは忘れているかもだけど、ここラブホテルの部屋よ……ちゃんとベッドもあるのよ……」

ああ、そうだった……。
ラブホテルだった……。

美沙の言葉で俺は今さらだけどここがラブホテルだったのを思い出す……なんかSMクラブのプレイルームでマリカさんと美沙のプレイを見学しているみたいな気分だったが、確かにここはラブホテルの部屋だ。

「だから最後はベッドでして……ベッドで抱いて……」

美沙が俺の背中に手を回したままベッドに倒れこむ……俺達は抱き合ったままダブルベッドにダイブする……。