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第96章 誓いの儀式

「もうひとつ約束してもらうわよ……死ぬまで浮気はしないと約束してもらうわよ……できるわよね？」

俺の顔を数秒間見つめてから、美沙が鞭を振る。

俺の尻に激痛が走る。

「ぐえっ！　約束します！　浮気はしません！　浮気したら殺してもいいです！」

「今の言葉聞きましたよね？　証人になってくれますよね？」

「ええ、しっかり聞きましたよ……万一南条さんが浮気したら、私が処刑に立ち会います」

美穂さんが笑いながら美沙に答える。

「そういうことだから、これからよろしくね……変態親父さん……」

美沙が満足そうな顔で俺を見おろしてニヤリと笑う……。

（完）