この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
無垢な姫は二度、花びらを散らす~虫愛ずる姫君の物語り~
第3章 弐の巻
 その科白の意味を計りかねていると、帝がフッと笑う。その笑みは皮肉げでもなく、ひどく淋しげに見えた。
「祐子も―亡き桐壺も同じことを言った」
 帝の脳裡にありし日の祐子の面影が甦る。
 ある朝、帝の寝所に召されての淑景舎(後宮の御殿の呼び名の一つで、祐子はここを住まいとして与えられている。淑景舎のまたの名が桐壺であったことから、祐子は〝桐壺更衣〟と呼ばれた)への帰り道、突然の雨が降った。
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ