この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
無垢な姫は二度、花びらを散らす~虫愛ずる姫君の物語り~
第4章 参の巻
 帝は嗤いながら、懐から懐紙に包んだ小さな包みを取り出した。
「姫の好物は干菓子だそうだな。その歳で甘い物に眼がないなんて、本当に子どもみたいな姫だ。俺の許にいれば、甘いものでも何でも好きなだけ食べさせてやるぞ? 夏には皇室でしか使えない氷室から切り出した氷を砕いて、甘葛(あまずら)の汁をかけて食べさせてやる。甘い物だけではない、欲しい物があれば、衣でも櫛でも紅でも、何でも取り寄せてやる」
「―そんな物、要りませんし、食べたくありません」
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ