この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
無垢な姫は二度、花びらを散らす~虫愛ずる姫君の物語り~
第4章 参の巻
 あんな男には絶対に弱みを見せては駄目だ。とにかくこうなったからには、父が迎えを寄越してくれるのを待つしかない。今一つの頼みの綱は叔母の皇太后安子の存在だけれど、こちらにも幾ら逢わせて欲しいと頼んでも、逢わせて貰えないのが現状であった。
 公子は、くすんと鼻をすすり、滲んだ涙をぬぐった。何もすることもなく、何をする気にもなれない。再び掛け衾を頭から引き被り、布団に潜り込んだ。
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ