この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
無垢な姫は二度、花びらを散らす~虫愛ずる姫君の物語り~
第6章 伍の巻
―私はいわば、紀伊家の落ち零れですよ。
 自嘲気味に言う公之ではあるけれど、十八で従五位蔵人に任じられ、蔵人所での働きと有能さが認められ、三年前、四位・蔵人頭に抜擢されたという経緯を持つ。禁裏ではその官職にちなんで〝頭中将〟と呼ばれていた。
 ちなみに蔵人所とは帝と密接な繋がりを持ち、常に帝の近辺に侍り、帝のご意思を各方面に伝え、逆に、廷臣たちの奏上を帝に伝えるという役目を持つ(伝宣・進奏)。いうならば、帝と外部との間を取り持つ仲介役のようなものである。
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ