この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
無垢な姫は二度、花びらを散らす~虫愛ずる姫君の物語り~
第2章 壱の巻
 それは公子が世間知らずの姫君ゆえというだけではなく、恐らくは公子本来の持つ気性だろう。男も顔負けの博学家でありながら、虫を眺めたりするのが大好きでな公子は、誰よりも優しい。それは、公子の虫に対する興味が単なる興味だけではなく、優しさにまで及んでいることからも判る。
 たかが虫一匹と、公子はけして言わない。
―虫だって、私たちと同じで、ちゃんと生きているのよ。
 それが、公子の口癖であった。
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ