この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
無垢な姫は二度、花びらを散らす~虫愛ずる姫君の物語り~
第6章 伍の巻
その話が今回のストーリーのベースにあります。当時の作品は恥ずかしくて、到底他人様にはお見せできません。しかし、私としては何かストーリーというか作品が埋もれたままになっているようで、淋しいというか勿体ないという気がしておりました。で、リバイバルというか、今回、二十年以上の刻を経て基ネタを活かしつつも大幅に変更・訂正しての作品化となりました。
元作は、最後は公子が帝を殺してしまうという、とても怖いエンディングです。その間も公子が帝にレイプされてしまったり、手に手を取って逃げた恋人の子どもを身ごもったたのに、また帝に捕まって、子どもを無理に中絶させれられたり―。まあ、最後は、子どもを殺されたことを恨みに思って、公子は帝を殺してしまうのですが。だから、〝悪女に捧げるレクイエム〟なのです。
―という、かなりマニアック(?)、いえ、波乱含みの展開で、ちょっと今の私には、こういう話は陽に当てたくない感じです。
で、今回は前作の雰囲気は必要最小限度に再現するにとどめて、今の私なりのストーリーを展開させました。新たに作品化するに当たり、帝から逃れた公子が紀伊公之に助けられたところ以降は、すべて今回付け足した部分で、元作にはありません。
元作は、最後は公子が帝を殺してしまうという、とても怖いエンディングです。その間も公子が帝にレイプされてしまったり、手に手を取って逃げた恋人の子どもを身ごもったたのに、また帝に捕まって、子どもを無理に中絶させれられたり―。まあ、最後は、子どもを殺されたことを恨みに思って、公子は帝を殺してしまうのですが。だから、〝悪女に捧げるレクイエム〟なのです。
―という、かなりマニアック(?)、いえ、波乱含みの展開で、ちょっと今の私には、こういう話は陽に当てたくない感じです。
で、今回は前作の雰囲気は必要最小限度に再現するにとどめて、今の私なりのストーリーを展開させました。新たに作品化するに当たり、帝から逃れた公子が紀伊公之に助けられたところ以降は、すべて今回付け足した部分で、元作にはありません。