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犯されたスイミングスクール
第1章 プロローグ

8月某日、市内の温水プール。
高田彩は、オールインワンタイプの競泳水着姿でストレッチをしていた。
オールインワンタイプの競泳水着は下半身部分がスパッツのような形をしているので、太ももやお尻の露出をカバー出来きる。
現役時代に愛用していた物とは違う、スクール側から支給された水着で、胸元にチーム名が印刷されている。
「彩先生、よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げて丁寧に挨拶をする長髪の少年。
橘アオイ、小学6年生。
幼い頃からここのスイミングスクールに通っている。内気な性格ではあるが水泳に対する思いは強く、将来の夢はプロ水泳選手。
「ん? アオイ、もう来たのか。まだ集合時間より30分も早いぞ」
高田彩、25歳。
16歳という若さでオリンピックに初出場。
綾は水泳の実力と高校生離れした見た目で世間の注目を主に男性から集めた。
大きな切れ長の黒い瞳に、黒髪のショートカット。
175センチ越えの身長に、鍛えられ引き締まった身体。
それと反比例するように、競泳水着越しでも容易に形が想像できてしまうほどの張り出した肉厚のおっぱい。
彩の競泳水着姿は、心無いファンによりコラ画像・動画が裏サイトに流れ男達のオカズとなっていた。(綾は、水泳一筋でネットに疎くそのことを知らない)
練習中の怪我が原因で24歳という若さで惜しまれながら現役を引退。 その後、知り合いの紹介で小学生を対象にしたスイミングスクールのコーチとして働いている。
「はい。でも、はやく練習がしたくて……」
「そうか。お前は本当に泳ぐのが好きだな」
彩は優しくアオイの頭を撫でた。
時刻は午後3時。
25メート×6コースのプールサイドに集まっているのはタクヤとコーチの彩だけ。
スクールの練習は本来、午前に行われているが、タクヤの才能を見抜いた綾は、夏休みを利用して個別レッスンを提案していた。
そして今日がその初日。
──アオイは、将来オリンピックに出られる素質をもってる。
問題はシャイな性格のせいで、大舞台で本来のパフォーマンスを発揮しきれないところなんだ。
だから私が、アオイに今以上の技術と自信を身につけさせてあげないと。
彩は強く心に誓い、アオイの頭をわしゃわしゃと悪戯っぽく撫でた。
高田彩は、オールインワンタイプの競泳水着姿でストレッチをしていた。
オールインワンタイプの競泳水着は下半身部分がスパッツのような形をしているので、太ももやお尻の露出をカバー出来きる。
現役時代に愛用していた物とは違う、スクール側から支給された水着で、胸元にチーム名が印刷されている。
「彩先生、よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げて丁寧に挨拶をする長髪の少年。
橘アオイ、小学6年生。
幼い頃からここのスイミングスクールに通っている。内気な性格ではあるが水泳に対する思いは強く、将来の夢はプロ水泳選手。
「ん? アオイ、もう来たのか。まだ集合時間より30分も早いぞ」
高田彩、25歳。
16歳という若さでオリンピックに初出場。
綾は水泳の実力と高校生離れした見た目で世間の注目を主に男性から集めた。
大きな切れ長の黒い瞳に、黒髪のショートカット。
175センチ越えの身長に、鍛えられ引き締まった身体。
それと反比例するように、競泳水着越しでも容易に形が想像できてしまうほどの張り出した肉厚のおっぱい。
彩の競泳水着姿は、心無いファンによりコラ画像・動画が裏サイトに流れ男達のオカズとなっていた。(綾は、水泳一筋でネットに疎くそのことを知らない)
練習中の怪我が原因で24歳という若さで惜しまれながら現役を引退。 その後、知り合いの紹介で小学生を対象にしたスイミングスクールのコーチとして働いている。
「はい。でも、はやく練習がしたくて……」
「そうか。お前は本当に泳ぐのが好きだな」
彩は優しくアオイの頭を撫でた。
時刻は午後3時。
25メート×6コースのプールサイドに集まっているのはタクヤとコーチの彩だけ。
スクールの練習は本来、午前に行われているが、タクヤの才能を見抜いた綾は、夏休みを利用して個別レッスンを提案していた。
そして今日がその初日。
──アオイは、将来オリンピックに出られる素質をもってる。
問題はシャイな性格のせいで、大舞台で本来のパフォーマンスを発揮しきれないところなんだ。
だから私が、アオイに今以上の技術と自信を身につけさせてあげないと。
彩は強く心に誓い、アオイの頭をわしゃわしゃと悪戯っぽく撫でた。

