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ふみふみ
第13章 子猫
季節は移ろって七海ちゃんが結婚してから1年が過ぎていた。
アタシは4歳になった。
人間の年齢で言うと32歳だ。
もう、オバサンの年齢に達してきたように思う。
そんなある日…。
七海ちゃんの弟の真司からスマホに電話が掛かって来た。
「あ、七海ちゃん、あのさ、ケージとかある?」
「どうしたの?ケージならあるけど?」
「あのさ、俺、子猫拾ったんだよ…」
「え?そうなの?どんな柄した猫?」
「うん、グレーの縞々の子猫だよ…」
「是非、見たいわ…」
「なら、これから七海ちゃんの家に連れて行くからさ…」
「分かったわ…」
そんな事があり真司が子猫を連れて七海ちゃんの家にやってきた。
その子猫はまだ生後2か月くらいのグレーの縞々の柄をしたしっぽの長い子猫だった。
その子猫を見ると七海ちゃんは一瞬で気に入ってしまったらしい。
「真司、この子みたいな柄の猫欲しかったのよ…」
「え?そうなの?…」
「ところで、この子はどこにいたの?」
「うん、団地の原っぱを歩いてたら、その子がピョンピョン歩いてたんだよ」
「それで?」
アタシは4歳になった。
人間の年齢で言うと32歳だ。
もう、オバサンの年齢に達してきたように思う。
そんなある日…。
七海ちゃんの弟の真司からスマホに電話が掛かって来た。
「あ、七海ちゃん、あのさ、ケージとかある?」
「どうしたの?ケージならあるけど?」
「あのさ、俺、子猫拾ったんだよ…」
「え?そうなの?どんな柄した猫?」
「うん、グレーの縞々の子猫だよ…」
「是非、見たいわ…」
「なら、これから七海ちゃんの家に連れて行くからさ…」
「分かったわ…」
そんな事があり真司が子猫を連れて七海ちゃんの家にやってきた。
その子猫はまだ生後2か月くらいのグレーの縞々の柄をしたしっぽの長い子猫だった。
その子猫を見ると七海ちゃんは一瞬で気に入ってしまったらしい。
「真司、この子みたいな柄の猫欲しかったのよ…」
「え?そうなの?…」
「ところで、この子はどこにいたの?」
「うん、団地の原っぱを歩いてたら、その子がピョンピョン歩いてたんだよ」
「それで?」