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トライ アゲイン
第4章 看護師の梨田佑樹

「飯島さん、どうですか?お変わりありませんか?」

定期的に安祐美のバイタルを検査するために
看護師の梨田が病室に顔を覗かせた。

「看護師さん…安祐美は…娘はこのまま寝たきり状態なんでしょうか?」

付き添っている母親の由美子には疲労が顔に出ていた。
髪はほつれ、メイクさえ剥げて年齢以上に老けて見えていた。

「血圧も脈拍も異常なしですからね
そのうち目覚めるとは思うんですが…」

それ以上の言葉を梨田はグッと呑み込んだ。
安易に気休めの言葉を投げ掛けて
ぬか喜びさせるのはタブーだった。

「当病院は完全看護ですから
どうぞ、ご心配なく
娘さんが目覚めた時にお母さまが倒れてしまっていては本末転倒ですからね
どうです?短時間でもいいから自宅の自分のベッドで休まれては?」

看護師の梨田の言う通りだと思った。
事故直後は気が張り詰めていたので気づかなかったが疲労のピークは限界を超えていた。
安祐美が目覚める時にはいつもの健気な母親でありたいと思った。

「そうですか?それじゃ、しばらく帰宅して休ませていただきます
くれぐれも娘の事をよろしくお願いしますね」

深々と頭を下げる由美子のうなじが梨田の目に飛び込んでくる。
髪がほつれ、メイクも剥げてしまって
それなりの年齢と目に写ってしまうが
均整のとれた顔立ち、美しい歯並び…
それなりにキチンとすれば美熟女と言ってもよい美しい女性だった。

眠り続ける患者である娘さんも
彼女の血を引いているのだろう。
そんじょそこらのグラビアタレントよりも美人だったし、男とセックスをしていたと言うのも頷けた。

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