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トライ アゲイン
第6章 陸上部の飛鳥先輩

あの日と同じような日が
この世界でも訪れるのだろうか…
一回目の高校生活では、
些細な事で飛鳥先輩と喧嘩してしまい
二人の交際にピリオドを打ったけれど、
今度はそんなヘマはしないつもりだった。
何よりも安祐美は昔の幼い考えの自分ではない。
すでに25歳までの人生経験を済ませているのだ、
今回は上手く付き合っていく自信があった。

処女だと思って安祐美を抱いた飛鳥先輩は、
きっと驚くだろうな…

『うふふ…その日が楽しみだわ…』

飛鳥先輩の横顔に見とれながら
安祐美は陸上トラックをのんびりとジョギングした。
飛鳥先輩に見とれていたのは安祐美だけではなかった。
安祐美が陸上部に入部するのならと
クラスメートの阿部真理亜も陸上部に入部していて、安祐美以上に飛鳥先輩に惚れていた。

チラチラっと飛鳥先輩に視線を送る安祐美とは違って、じっと飛鳥先輩を見つめながら走る真理亜は
テニス部が打ち損じたボールが足元に転がって来ているのに気づかなかった。

グニッ!!

まともにボールを踏み抜いて
足首がとんでもない方向に捻ってしまった。

「キャっ!!!」

悲鳴をあげるのと同時に真理亜は派手に転倒した。

「おい!どうした?大丈夫か?」

飛鳥先輩が血相を変えて真理亜に駆け寄る。
痛い!痛い!と足首を押さえて泣きじゃくる真理亜。

「捻ったのか?」

保健室に連れて行くからと
陸上部のメンバーには適当に部活を終えて帰れと命じて、飛鳥先輩は真理亜をおんぶして保健室に向かった。

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