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12歳年下の彼のお誕生日の話
第6章 7月7日 夜編

『あははは…すいません……。
余りにも…葵さんが…可愛くて…つい。
……悪ふざけは…この辺りにしますね…』

『酷いですよぉ~~、ううっ、
壮太サンは…ちょっと意地悪です…』

むぅ…っと不満気に葵が
自分の口を尖らせていて。

『葵さんが…可愛いから…です…、
あんな顔…見せられたら…
やめろって言われても…無理です』

『やっ…やっぱり…壮太サン
意地悪…じゃ…ないですかぁ~』

ぽかぽかと…音がしそうな感じに
恥ずかしがる葵に叩かれてしまって。

『抜きます…よ?』

ズルン…と中から…
萎んだ自分のペニスを
コンドームが外れない様に
根元を押さえながら引き抜いて
ゴムの口を縛った…が
ラブホテルじゃないから…
部屋のベッドの近くにはゴミ箱も
ティッシュも備え付けてないから。

あ…どうしようってなってたら、
葵が…ティッシュとゴミ箱を
バスタオルで前を隠しながら
取って来てくれて…気が利くな…と。

お礼を言って…ティッシュで
自分のペニスを拭く前に
3枚ティッシュを重ねると
葵の方に差し出した。

『あ…ありがとう…ございます…』

『拭きます…か?』

『だッ…、大丈夫…っですっ
じっ…自分で…拭きますッ…ので』

有翔さんが言うには…
ある程度…何回かした相手なら
こっちから拭いてあげてもいいけどねと。

自分の…ペニスをティッシュで拭いて
しばらく…零れるので…先に…
新しいティッシュを引き出して
カバーするみたいに…巻いて。

数枚引き出して重ねると
コンドームが外から見えない様に
綺麗に包んでゴミ箱の中に捨てた。

一緒に…ベッドの中に潜って
終わった後の余韻に浸る…。

セックスが終わった後が
ある意味一番大事だと…
あの有翔さんが熱弁してくれた…。

有翔さんは…一度関係を持った女性とは
割と…長期間続くみたいで、
その辺りは短いサイクルで相手が
流動的に入れ替わる來翔さんとは違うらしい。

男性が思っている以上に
女性はこのアフターセックス
後戯を重視してる…のだそうだ。

よしよしと…頭を撫でて
自分の身体にもたれ掛けさせて
葵の背中を擦って…
胸の上の所で指を絡めて手を繋ぐ。




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