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12歳年下の彼のお誕生日の話
第14章 沖縄旅行 最終日
來翔さんが運転する車で
神戸空港から垂水に戻る道中で
適当な所で食事をして帰る事になって。
ラーメン2国で…ラーメン食べて。
そのまま一緒に垂水の
テラスハウスまで帰って来て。
お家に上がって貰って、
お土産まだあるから渡したいと
そんな感じになったんだけど。
あっちで買った…琉球ハブボールを
炭酸で割って…あっちで買った
海ぶどうとかレトルトのラフテーや
テビチで既に…酒盛りが始まっていて。
もう…今日は…2人はこのまま
家にお泊りするんだろうなって
飲んでる來翔さんと港斗君が
まだ飲んでなかった有翔さんにも
一緒に沖縄の話聞きながら飲もうやと
誘い始めちゃったので…、諦めて。
『友坂さんは…どうする?』
明日は…仕事…なんだけどなぁと
そんな事を…思いつつ…。
『巴も、こっちで飲みましょうよ
これ、美味しいですよ、ハブボール』
そう…港斗君が私の事を
呼び捨てにして呼んだのに
2人が気が付いて、一瞬『え?』って
顔をした後にニヤニヤと來翔さんがして
その事で港斗君を弄りまくってたんだけど。
『でも…、その様子だと
楽しい旅行になったって事でしょ?
あの…友坂さんのプレゼントのロエベの財布
凄い…喜んでたみたいだったよ?』
私が彼にあの財布をあげた時
凄い喜んでくれて、双子にも
財布の画像送ってたから…なぁ…。
『あの子の方からは…何か聞いてる?』
と…2人で楽しそうな港斗と來翔は
放っておいて、有翔がそう巴に尋ねて来て
あの子と有翔が言っているのが、
葵ちゃんの事だとすぐにわかった。
「そっちも……滞りなくと言うか、
上手く…こう…行ったみたいで…」
あの…2人にも…お土産を
色々と買ってるから渡したいので。
近い内に…会う事になるだろうけど…。
この感じだと…今日は…荷物の整理は
諦めた方が良さそうだなと思いながら。
2人きりの旅行も楽しかったけど
こうしてわいわいするのも楽しいかと
そんな風に思った巴だった。
12歳年下の彼のお誕生日の話
ー お終い ー