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12歳年下の彼のお誕生日の話
第9章 港斗君の誕生日
琉果は、
フルーツマエストロのオーナーが
厳選した地元沖縄の契約農家から
仕入れた、完熟のフルーツを
使った、フルーツジュースや。
フルーツを贅沢に使った、
かき氷が有名なお店だ。
場所は備瀬地区の入口の
駐車場からフクギ並木を海沿いに
1~2分程進んだ場所に
フクギの木に囲まれて建っていて。
うっかりしていると、通り過ぎて
しまいそうな感じだが。
お洒落な琉果と書かれた看板が
入口の目印になっている。
お店は海を眺められるオープンカフェで、
拘りのフルーツを使った
ドリンクメニューは常時40種類以上。
『何がいいか…悩みますね…』
と…彼と一緒にメニューの前で
うんうん悩みながら、
注文するジュースを選んで。
フルーツジュースばかりフォーカス
されてしまいがちだが、琉果は
フードメニューも充実していて。
沖縄と言えばの、ポークたまごや
ガーリックシュリンプに
もとぶ牛を使ったハンバーガー。
カレーの上にどーんと
焼いたチキンレッグが乗った
沙羅曼蛇チキンカレーが人気のメニューだ。
港斗君は…ガーリックシュリンプと
沙羅曼蛇チキンカレーを。
私はもとぶ牛のグランバーガーと
彼とシェアして食べようと思って
焦がしきな粉黒蜜のかき氷を頼んだ。
フルーツジュースは…かなり悩んで。
人気メニューのピンクグァバにした。
リピーターが多いと言う、
ピンクグァバのジュースは
驚くほどに濃厚で、くどすぎない
フルーツ本来の甘さが楽しめる。
港斗君は…BENIと言う
地元の紅芋にミルク、更に
自家製黒糖とわらび餅を加えた
贅沢な…食べ応え??飲み応え??が
ありそうなドリンクを注文していて。
豊かな…緑と…青い海の景色を
楽しみながら、贅沢にランチを頂いた。