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12歳年下の彼のお誕生日の話
第5章 7月7日 PM編

南国ムードの漂う
真っ白の砂浜の水槽を
見ていた所まで巡って来て。

その先には…大きな大水槽があって、
この大水槽で泳いでいる魚達は
スマスイ時代の波の大水槽で
泳いでいたお魚達なのだそうだ。

下から見上げると海の中に居るみたいな
オーバーハング水槽になっていて。
しばらく二人で大水槽を眺めていた。

『…蛯名さんと…来れて良かったです…、
ここで泳いでる魚達とも、
スマスイ時代以来の再会ができましたし』

神戸に住んでいれば、スマスイには
何度も訪れているのだから…
ここに泳いでいる魚達とは
何度も自分が小さい頃から
会っている…事になると思うと…
なんだか…不思議な気分になる…。

『再会…ですか…ね?…』

今日…初めて訪れた
須磨シーワールドのはずなのに。
今…眺めている大水槽の向こうに、
スマスイの…波の大水槽が見えるような
そんな…どこか懐かしい気分になる。

『初めまして…なのに、
久しぶり…なのってなんだか
凄く…不思議な気分になっちゃいますね…』

1階のこの先には、
スマコレクションがあって
スマスイ時代に展示されていた
淡水魚たちと無料で出会う事が出来る。

今までのスマスイの歴史を
学べる展示やジオラマもあって。

あの…スマスイの特徴的な
ガラス張りのピラミッドみたいな
ジオラマが展示されていて。
懐かしくて…泣きそうに
なってしまっていたのだけど…。
確かに私が小さい頃からこう…
古さを…感じる…建物ではあったから。

『私…あそこ好きだったんですよ…
あの…ブラックライトの…
スロープの所を降りて行くと
白い服とか靴下が光る場所…』

『ああ、あの…キリストが
凄い細く描かれているあれですよね?』

『そうです、そうです…、
生き物の進化が見られるやつです…!
あ、あれ…!スマスイにあったやつ
ピラルクと背を比べられるパネル』

『これ…僕…、スマスイに
来る度に…これの前で
毎年写真撮って貰ってました…』

そんな小林の幼少期の
スマスイでの思い出話を聞かせて貰って。

『あの…、小林サン……
もし…、良かったらなんですけど…
写真…撮りましょうか?記念に』




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