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処女(はじめての)浮気/お持ち帰りされた若妻
第4章 一線を越える


 「遅くなるときは、マメに連絡しろよ。心配……するんだから」

 「……ああ、ご、ごめんね」

 安堵とともに、胸の奥から愛しさが込み上げた。
ミキにはわかった。
“相手探し”なんて言っていたけど、本当は――私の帰りが心配で、ただ起きていたんだ。

 なのに、わたしは――

 「ねえ、タツヤ……」

 ミキはそっとタツヤの隣に腰を下ろし、ブラウスのボタンに手をかけた。

 「そんなに……私が他の男に抱かれてるの、見たいの?」

 パサリとブラウスが床に落ちる。
ブラの向こう、柔らかな胸のふくらみが現れた。

 「なんだよ、今さら……見たいに決まってるだろ。てか、お前……飲みすぎて欲情したか?」

 タツヤの顔がわずかに紅潮し、視線がじわりと熱を帯びる。
股間も膨らみ始めているのが、はっきりわかった。

 「相手探しは、タツヤにまかせるよ。それより……」

 スカートを脱ぎ捨て、タツヤの膝に跨がる。

 「それより……なんだよ」

 「うん、もっと興奮する話……聞きたい?」

 ミキの瞳がとろりと色づき、タツヤを誘惑するように見つめる。
その目に釣られるように、タツヤの息も次第に荒くなっていく。

 「おいおい……おもしろそうじゃん。聞かせてよ」

 「ふふ……」

 タツヤの手がゆっくりとミキの臀部を撫でる。
熱が、ふたりの間に、じんわりと立ち上がっていた。

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