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カクテルバー 『cross×』
第4章 ソルティードッグ♪と スクリュードライバー♪
「ごめんなさい、お化粧を直して来るわ」
私は席を立った。
角の席に居た人に隠れて、お金を払って店を出た…何も言わないで別れよう…
さようなら琢磨
呼び出したのは私なのに…
あなたの優しさが怖かった
駅に向かって歩いていた――――
もうすぐ駅。
その時、息を切らして走って来た琢磨が、私の腕を掴んだ…
「やっと会えたのに…どうして帰るの?
おかしいよ汐里さん」
「ごめんなさい!あなたとはもう…会わない。
別れましょう」
「旦那さんと別れたんでしょう!職場の人に聞いたよ…」
琢磨は離婚した事を知っていたの…
私は席を立った。
角の席に居た人に隠れて、お金を払って店を出た…何も言わないで別れよう…
さようなら琢磨
呼び出したのは私なのに…
あなたの優しさが怖かった
駅に向かって歩いていた――――
もうすぐ駅。
その時、息を切らして走って来た琢磨が、私の腕を掴んだ…
「やっと会えたのに…どうして帰るの?
おかしいよ汐里さん」
「ごめんなさい!あなたとはもう…会わない。
別れましょう」
「旦那さんと別れたんでしょう!職場の人に聞いたよ…」
琢磨は離婚した事を知っていたの…