この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
カクテルバー 『cross×』
第6章 リキュール・ベースの カクテル♪
私達は帰り道を、自然に腕を組み寄り添って歩いた。
夜風が心地よい…
彼から香るムスク系の香りにアルコールの匂いが混ざりあい、麻薬のように私を痺れさせた。
私は、腕をギュッと握りしめた。
「あずささん…」
いつの間にか名前を呼ばれていた。
「あー…高岡さん… 初めてのデートなのに…こんなに楽しいなんて」
「それはいけない事?」
「ええ!いけないわ。
帰りたく無くなっちゃう。駅までの道が近すぎるんだもの…」
「なら…帰さなくてもいいの…?」
「!………」
「あずささん…」
彼は立ち止まり私の頬を両の手で優しく包み込んだ――――
夜風が心地よい…
彼から香るムスク系の香りにアルコールの匂いが混ざりあい、麻薬のように私を痺れさせた。
私は、腕をギュッと握りしめた。
「あずささん…」
いつの間にか名前を呼ばれていた。
「あー…高岡さん… 初めてのデートなのに…こんなに楽しいなんて」
「それはいけない事?」
「ええ!いけないわ。
帰りたく無くなっちゃう。駅までの道が近すぎるんだもの…」
「なら…帰さなくてもいいの…?」
「!………」
「あずささん…」
彼は立ち止まり私の頬を両の手で優しく包み込んだ――――