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危険な遊び〜番外編。
第12章 そして〜匠編
匠『じゃあ泊まっていくか?』

陽菜『えっ?いいのっ?』
途端にまた陽菜は嬉しそうな表情に
なる…

匠『けど、俺も男だから…
何もないなんて、
保証はできないよ。
それでも泊まっていきたいのか?』

俊に襲われたばかりの陽菜に
こんな台詞、いいたくはなかったが…

こう言えば、きっと…
納得し、帰ると言うだろうと思った…

だけど、予想を見事に裏切った彼女は、
俺を見つめながら…
笑顔で…
陽菜『匠さんはそんな人じゃないって
信じてるから。』

おいおい…君はいったい俺を
どんな男だと思ってるんだ…

だけど…

匠『陽菜には、敵わないな。』
そういって笑うと…

陽菜『じゃあ泊まっていっていいの?』

匠『それは、また今度な?』
そういって彼女の頭を撫ぜる。

納得いかないっという表情の陽菜…
だけど、理由はおそらく…

匠『彼氏と喧嘩したから、帰り
たくないんだろ?
家まで送っていくから、
落ち着いたら、
ちゃんと 仲直りしな?』

俺がそういうと…

陽菜『違うっ‼︎』

匠『じゃあ、何が理由で
帰りたくないの?』

陽菜『それは…』

匠『それは?』

陽菜『…。』

匠『送ってく、おいで。』
そう俺がいうと…
彼女は、やっと首を縦に振り、
陽菜『…うん。』
そう答えたのだった…。

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