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アダルトなHな体験談的小説
第11章 バーテンダーのお兄さん
「外は雨ですか?」


「ええ、かなり強く降ってるわ」


「そうかあ…じゃあ暇だな」


少しずつアルコールが身体に染みてくる。


グラスが空になる頃だった。


「もう一杯いかがですか?僕もご一緒したいな」


「ええ、お願い。一緒に飲みましょっ!私今日は飲みたい気分なの」


「喜んでお付き合いしますよ!こんな美人な人と飲めるなんて光栄だ」


褒め言葉もニコリとする笑顔はニセモノの筈なのに嬉しい。


「随分御上手だ事」


照れ隠しに嫌味を一つ。


すると


「仕事ですから」


と憎らしい口で返してきたが、その後に、


「かなり、僕のタイプなのは本当ですけど」


と上手い事を言い、二度目のシェイカーを振った。

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