この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の彼と入籍する話
第7章 2024年8月19日~23日
「あっ…港斗君……んんっ」
『続きは上で…しましょうか…?』
と…、ミルク風呂に別れを告げて
もうちょっと入りたかったなぁと
思いつつバスルームを後にして。
隣で彼が自分の身体を拭いてたんだけど。
『何か…心なしか…、いつもより
色が白くなった気がしますね…』
こっちが髪の毛を乾かしている間に
クレオパトラがしていたと言う
ミルク風呂について検索していて。
『クレオパトラが使ってたのは
ロバのミルクらしいですよ?
毎日ミルク風呂に入る為にロバが
700頭いたらしいですよ…』
ヨーロッパの貴族も…ミルク風呂に
入っていたのだそうで…。
中にはミルクで洗顔していた
女性も…居たのだそうで…。
こっちがドライヤーを掛けていると
色んな記事をはしごして
別のコラムを読んで居たみたいで。
『クレオパトラは、なんか
風呂にサフラン入れてたらしいですよ?』
サフランと言えば…スパイスだけど。
「へぇ……パエリアの
イメージ…だなぁ…サフランライスの」
サフラン風呂には
クレオパトラだけじゃなくて
アレクサンダー大王も
入っていたと言う…物らしく。
『Amazonにサフランの
球根が売ってありますよ』
テラスハウスの前の
ガレージの所に…
ちょっとした花壇みたいな
そんなスペースがあるんだけど。
結局…何も植えてない状態で。
お花も可愛いし、丁度今の
8月から9月が植え付けの時期で
10月から11月にはお花が
咲くのだそうだ。
サフランは…植えなくても
球根を置いて置くだけで
お水やりしなくてお花が咲くらしくて。
『凄いですね、昔ヒヤシンスを
小学生の頃に水耕栽培しましたけど
水も要らないとか…凄くないですか?
ちょっと綺麗なガラスの容器を
買って来てテーブルの上に
置いときましょうよ、巴さん』
何か植えたいねって話は
してたから…サフランを育てて
その育てたサフランで
サフランライスを作って
カレーにしてもいいなぁって。
「お花も…楽しめるし
サフランライスも…作れるね」
『次の…月末の週末に…でも
ホムセンに見に行きましょうよ』