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第8章 ぷち新婚旅行　１日目　淡路島

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２０２４年８月２４日

その日の朝は、いつもよりも
ほんのちょっとだけ早起きして。

朝ご飯はコンビニで買う事にして、
お化粧だけして、水着とかタオルとか
海で必要な物をすぐに出せる様に
纏めて別のバックに入れて置いた。

港斗君が…沖縄で買った
オリオンビールのTシャツと
かりゆしシャツを着ていたので。

確かに淡路島にも…ヤシの木があったり
近場ではあるが南国ムードはあるので
私も上はオリオンビールのＴシャツに
かりゆしシャツにして
彼とお揃いのコーデにした。

メイクを済ませると
メイク道具も化粧直しに使う分は
手持ちのバックにあるので。
キャリーバックにしまって。

『これ、車に積んじゃっていいですか？』

「うん、ありがとう」

車の後ろにキャリーバックを
彼に積んで貰って。
海用のセットは取り出しやすい場所に
置いて置く事にした。

車に乗り込んで、
シートベルトを締めて
垂水のテラスハウスを出発した。

２４日２５日２６日の３泊４日の
ご近所ぷち新婚旅行だけど
移動が…少ない分現地で過ごす時間は
沢山取れるし、淡路島は今は大人気で
２０１４年に明石海峡大橋の
通行料金が７００円引き下げられてから。

急激に観光客が増えたが新型コロナの
影響の影響で観光客が減少。

そんな中で需要を伸ばしたのが
近場で贅沢を叶えてくれる
気兼ねなく家族だけで
プライベートに過ごせる貸別荘だ。

淡路島では…貸別荘の需要が
急激に拡大していて深刻な
物件不足を解消するべく
島のあちこちで貸別荘の
建設ラッシュ…になっている。

双子の親戚の人は、淡路島に
幾つか貸別荘をしてるらしいし
新しいのもどんどん建設してるみたいだし。

元々あったリゾートマンションを
綺麗にリフォームした物件も
当然…人気を集めている訳で…。

港斗君の…ご実家が…会社を
淡路島に移そうかなって
考えてる…のは…分かる…気がする。


『ミニストップでいいですかね？』

「うん、どこでもいいよ…」

高速に乗る前にコンビニに寄って、
最初から凍らせてある
ペットボトルの飲み物や
朝ご飯におにぎりや
サンドイッチを購入して。